皆様、はじめまして。IMI ベースボールクラブ監督兼審判のアウンナインウーです。私は、今年の

8月14日より26日までの約10日間、滋賀県高野連のご好意で、滋賀県にて審判研修をさせて頂きました。

日本では、皆様からウーさんウーさんと呼ばれ、厳しくも、本当にかわいがって頂きました。日本へ出発する

前は、不安と期待が入り混じった気持ちでいっぱいでしたが、8月14日、関西空港で滋賀県高野連の

小森理事長、伊東先生、岩崎氏に出迎えられて、その不安は一変になくなりました。翌日から、早速、猛特訓の

始まりで、炎天下連日2試合の審判を実際に体験しながら、多くのことを勉強させていただきました。今まで

経験したことのない、非常に有意義な機会を与えて頂いたことに感謝しています。今まで理解できなかった

状況に応じた機敏な対応、そして、理解できていなかったルールを実際の真剣なゲームの中で経験できたことが、

何よりの財産だと思います。審判の先生方より、プレー毎に細かいアドバイスも頂き、日に日に野球に対する理解が

深まっていくことを、肌で感じることが出来ました。まだまだ、発展途上のミャンマー野球にとって、選手育成同様、

審判の育成は不可欠であると思います。ゲームを通じて感じた、審判の野球に対する深い理解が、フェアープレーを

堅持し、素晴らしいゲームを作る基本になっていることも学びました。ミャンマーに戻り、現在もまだ雨季ですが、

選手達に私の経験を話し、また、投手のボールを判定し、日本の好投手との比較、ピッチャーとキャッチャーとの

コミュニケーションの大切さをアドバイスしています。まだ、ルールに関しても勉強することは数多く残っていますが、

日々日本で教えて頂いたことを忘れずに、これからも頑張ります。そして、夏の甲子園大会を観戦する機会にも

恵まれ、審判の素晴らしい動き、また、今年の優勝チームであった早稲田実業の斉藤投手を間近に観ることができ、

素晴らしい思い出が今も頭を巡っています。最後に、今回の研修の機会を与えていただいた、日本高野連、

滋賀高野連はじめ審判先生、審判に立ち合わせていただいた各校の監督、部長先生、選手諸君に改めて

御礼申し上げます。有難うございました!! 

アウンナインウー審判研修 報告
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